200707 インタビュー MISIA
ずっと思い続けてきた“シンプルに生きることの幸せ”を今、歌いたい
新曲「ANY LOVE」は切ないなかにリアルなメッセージを込めたR&Bナンバー。ポップさとアーティストとしての力強さを両立させたMISIAならではのダンス・チューンだ。
「最初はサビの部分を伝えたくて、そこを浮き上がらせたような歌詞にしてたんですけど、自分の中で美し過ぎてリアルがない感じがして」
悩みながら、レコーディング途中で念願のアフリカを訪ねたのだった。
「ホワイトバンドの活動をしたりして、アフリカはもう避けて通れなくなってた。行ってから歌詞を何度も手直ししましたね」
アーティストとしてというより、MISIAは今を生きる一人の人間としてケニアの地に立った。
「格差とか貧困の問題を直接見て“私は何ができるのかな”って考えた。アフリカを見ると世界が見えるんじゃないかなっていう感覚がすごくあって、日本で起こってる問題や世界で起こってる問題に共通する部分がものすごくあった」
日本にいてヒット・チャートに登場しながら高い社会的意識を保つのは、残念ながら難しい。が、MISIAはあえてそれを避けて通らない。それどころかPVにケニアの映像をためらいなく使っている。
「今の世の中のことを知るのも大事だし、そこで感じることを歌うのもリアルだと思う。私は“ポップ”っていうのは“人が求めるもの”って受け止めている。みんなもっと知りたがってるんじゃないかなと思ってるんですよね。知った上で、それでも前に進もうというエネルギー、それが愛じゃないかと」
♪愛さえあればリアルになるの♪というリリックはそんな直感から生まれたという。
「『ANY LOVE』の世界観は最終的には大きい愛でもあったので、アフリカの映像でこの曲が語られるのはすっごく意味が伝わる」
カップリングの「そばにいて…」はストリングスをフィーチャ-した美しいラブ・ソングで、アフリカで見たシンプルな恋愛に生きる人々に共通する想いが歌われている。
そして夏には“星空のライヴⅣ”が行われる。
「今回はカルテット構成で弦を入れて今までと違うスタイルでやろうと思っています。弦の持つクラシックさと、ソウルな感じに今すごく惹かれてる。すごく楽しみです」
TSUTAYA VA MAG
http://www.tsutaya.co.jp/VA/interview/index_200707.html
PROFILE
来年2月21日でデビュー10周年を迎えるシンガー。1998年にシングル「つつみ込むように…」でデビュー。日本人離れした圧倒的な歌唱力を誇り、ドラマ主題歌となった「Everything」を始め、「I miss you ~時を越えて~」「眠れぬ夜は君のせい」「心ひとつ」など次々ヒットを飛ばす。現在までに発表した作品の総セールスは2000万枚以上。今回、ニュー・シングル「ANY LOVE」と同日に、昨年から今年にかけて行われた全国ツアーの模様を収録したライヴDVD『THE TOUR OF MISIA 2007 ~ASCENSION~』をリリース。
オフィシャルHP ●http://www.Rhythmedia.com(PC・モバイル共通)
- Jun 25 Mon 2007 17:45
ANY LOVE的雜誌專訪(TSUTAYA VA)
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