●●●いざ出発!
MISIAにとってオーストラリアに行くのは初めて。
しかも気球に乗って撮影するという一大プロジェクトに緊張と興奮でいっぱい。

出発、そして飛行機からの景色…
初めてのオーストラリアと言う事もありましたし、気球に乗るということもありましたし、時間があったらコアラに逢えるかもしれないという事もあって出発前から大興奮!!でした。何かあるたびに『こあら、こあら』と言っては、コアラへの愛をアピール!
そうそう、行きの飛行機の中でちょっとした出来事がありました。
私は、いつも飛行機の窓から見える夜空の星々を観察しています。東京では見ることの出来ないほどのたくさんの星が見えます。しかも、地上から何千メートルも高い場所にいるので、星に近づけるような気になるんです。そこで、いつものように、消灯時間に一人眠らずに窓の外を見ていると、オリオン座が私の真横に、ちょうど地平線に見えました。(スタッフに言われて気付いたのですがオーストラリアは、南半球なので、当然、北半球である日本とは見える星座が違ってきます。南十字星が代表的です。)
『あぁ、今私は空を、時間を、季節を越えようとしているんだなあ』と実感してしまいました。

●●●マンスフィールドへ
撮影場所であるマンスフィールドは、メルボルンから更にバスで2時間半ほど離れた小さな町。
道中では野生のカンガルーも見られるという自然に恵まれた所だ。
暖かな太陽と新鮮な空気が気持ち良い。
しかし、さすがに日本からの長旅の疲れもあり、次の日からの撮影に備えて休息をとる。

●●●撮影初日
一日目の撮影は丘の上に作られた気球のセットで行われた。
広大な青空バックに、鮮やかな緑の帽子をかぶったMISIAがとても美しく映える。
気持ちよさそうに「ラクダ」を飲むMISIAの映像が撮れたところで無事一日終了。
それにしてもオーストラリアの紫外線は手ごわい。

●●●初の気球飛行
二日目はいよいよ実際に気球に乗って撮影。
3つの気球が同時に浮かびあがるところを、ヘリから撮影するという大掛かりなもの。
気温が上がると気球を飛ばせないので、早朝5時から撮影開始。
MISIAは深夜3時前からメイクを始めてスタンバイ。
自然が相手なだけにみんな不安と期待が入り混じる。
しかし、高いところが得意なMISIA。
いざ気球が空に浮かぶと
「わー、すごい!」
と楽しそうに30分ほどの飛行を楽しんだ。
監督も「素晴らしい映像が撮れた!」と大満足。
着陸地点からヘリに乗って現場まで戻ったMISIA。
普段なかなか出来ない貴重な経験をして興奮でいっぱいの一日でした。

●ひとくちメモ
コアラ(コアラ科)KOALA Phascolarcotos cinereus 分布:オーストラリア 体調:68~82cm
19世紀から20世紀初頭にかけて、100万頭単位でコアラが毛皮用として、殺され、多くの地域で個体数を削減させた。
また、現在でも食物のユーカリを採るのは続いており、生息地を減少させている。
オーストラリア政府により厳重に管理されているため、現時点で絶滅の危機にある状態ではないが、これ以上生息地が減少すると、危機に陥る可能性が高い。

初めて気球に乗って…
気球は飛行機と違って、自分の頭上以外の景色は全て見ることができるのです。まるで鳥になったような気分になりました。
景色も素晴らしくて、オーストラリアの広大な草原、白い鳥が枝々にとまって、まるで白い大きな花が咲いているように見えた木、列になって移動している羊、小さな池に水を飲みに集まってくる牛や羊達が見えました。
もう、感動!!の一言です。

●●●撮影隊合宿生活!?
田舎町のマンスフィールドえは、宿泊していたホテルのレストランバーがみんなの溜まり場。
現地スタッフも一緒にご飯を食べたりして、とってもアットホームな雰囲気。
ホテルはキッチンが完備だったので、3日目の夜は、スーパーの買出しに行き、料理得意のMISIA先生の指揮のもと、みんなでご飯を作って食べました。
MISIAのことは地元の新聞にも載っていて、スーパーでも我々日本人撮影隊はすっかり有名人でした。

マンスフィールドの町や地元の人たち…
とっても親切で大らかな方達だなあとおもいました。
海外だといえども、醤油や日本酒(みりんは無かったように思います)、お米などちょうど食べたくなっていたものがあって、ビックリしました。
ちなみににんじんのソテーはかなり好評でした(ブイ!!)。

●●●帰国
連日早朝からの撮影というタイトなスケジュールを無事終え、ついに最終日。
MISIAは、
「オーストラリアに行ったら絶対コアラに会いたい!」
という念願かなって動物園に行くことに。
そこでは、オーストラリアでしか見られない動物もたくさん見ることが出来ました。

念願の動物園…
やはり、コアラに逢えた時は嬉しかったです。
私の方はコアラに似ていると言われていたせいもあって、何だか仲間に会えたような感動があったのですが、コアラの方は、ムシャムシャユーカリを食べたり、グーグーお昼寝をしていたり、ボリボリお尻をかいたりしていました。マイペースで可愛いやつ!!(←コアラ馬鹿?)
ただ残念だったのは、コアラ抱っこする事が出来なかった事。
でも、コアラからしたら、そっちの方が幸せなのだと、自分に言い聞かせたMISIAなのでした。/span>

最後に撮影を終えて…
ホッとしたような、もうちょっとオーストラリアに居たいような、「ああ、やっと寝れる」っと嬉しかったような複雑な気持ちでした。
今回の撮影はアットホームで楽しかったです。
強化合宿みたいでした。(笑)
出来上がりがすご~く楽しみ!

●ひとくちメモ
TASMANIA DEVIL
現在はオーストラリアのタスマニア島だけに住む珍獣で、鋭くとがった歯を使って、魚や鳥、羊まで何でも食べてしまう肉食動物。
真っ黒な体は、それほど大きくありませんが、歯をむき出しにし、大きな口を開けて相手を脅かす様子はデビルそのもの。


●ひとくちメモ
DINGO
昔、ボリジニの祖先がアジアからオーストラリアに連れてきた犬が野生化したもの。
性格は、凶暴で、アウトバック、オーストラリアの内陸部にたくさん住んでいます。


           NEWS LETTER #15 2002年

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