究極のバラードシンガーMISIA

MISIA: DVDには、アジア・ツアーの全5カ所と日本のライヴが収録されていて、ベスト・テイクになっています。とにかく楽しいツアーでした。どこも“ツアー・ファイナル”みたいな盛り上がりで。言葉を超えてコミュニケーションしたかったのでDJとダンサーを中心にした内容にしたんですけど、私とお客さんがお互いに気持ちをじっくり高めていって、最後にパアーっと水が溢れるみたいに感情が噴き出すシーンがあって、毎回涙が出そうになりました。

Excite: 僕も香港で見せてもらったけど、感動的なライヴだった。それにお客さんもすごかった。ベスト・オーディエンスとかはDVDに入ってないの?
MISIA: お客さんも少し映ってますけど、私にカメラを渡してくれてたら全部撮ってましたね(笑)。でも各地、国によってノリも全然違うなっていうのは、今改めてDVDを観ても思います。その国のお国柄だと思います。

Excite: ちなみに韓国はどうだったの?
MISIA: すごいですよ。情熱的というか。最初は静かなんです。じっと観察されるんですけど、ある瞬間にブワーッって。アンコールで後ろに下がれない。「ありがとうございました」って最後の曲が終わって、すごい拍手で、そのままじゃあもう1曲やりましょうか、っていうノリで(笑)。だからある意味とっても “ライヴ”だった。

Excite: アジア各国に比べると、日本は?
MISIA: “盆踊り”の文化があるんだなって(笑)。みんなで一緒の踊りをする。日本は優しいですよ、雰囲気も。

Excite: でも、やっぱり同じアジアの国って感じはしたの?
MISIA: そう、やっぱりアジアだなと思いました。もちろんアジアに行って、アジアのことを今まで以上に好きになったんですけど、日本に帰ってきて日本のことが今まで以上に好きになりましたね。小さな島国なんで、ケンカをしないための配慮があるというか。言葉にもいろんなバリエーションがあって、その人を傷つけないように自分の本意を伝えるっていう技術が日本語にはある。帰ってきてお茶室も行ってみたんですけど、ふたりで入ると絶対に向き合わないといけない狭い空間。どこにも逃げ場がない。そこで一期一会っていうことが行われる。そういうお茶の文化を大事にしてきた日本文化っていうのは、人と人が会った瞬間の出来事だったりとか、人との繋がりっていうのをすごく大事にしてきた文化なんじゃないかなと思います。ライヴでも確かに破壊的な盛り上がりはないけど、人に対しての優しい思いやりが溢れているような。自分の国なのでよけいに愛情があるからかもしれませんが。そんなことを感じながら、シングルに入っている「少しずつ 大切に」ができたんですよ。

Excite: というと?
MISIA: アジア・ツアーの途中で、次は言葉を大事にしたものを歌いたくなった。「少しずつ 大切に」のテーマは“ありがとう”と“愛してる”なんです。アジアをツアーしていて、それぞれの国の言葉でMCをしたら、どの国でもこの二つの言葉を言うと客席から大きな反応があった。私も、もし世界が終わる日が来たら、大切な人にこの二つの言葉を伝えると思う。そんな想いで作った曲です。

Excite: 「いつまでも」は?
MISIA: 作ったときに、「これは童謡だね」って言ってました(笑)。もうメロディからしてシンプル。それだけにテンポが難しかった。そうしたらCMのお話がきて、たまたまCMの映像が風に吹かれてカーテンがフワーッとなってた。その映像にリズムを合わせて歌ってみたら、うまくいったんです。

Excite: すごい偶然だね。「銀河」は?
MISIA: ここ最近ずっと自分の中にある“愛の記憶”っていうのがテーマ。昔、愛された記憶や愛した記憶が今、優しさに変わるっていうことを伝えたかった。

Excite: 大きなテーマだね。
MISIA: 幼児虐待のことを新聞で読んで思ったんです。私はまだ子供を産んでないからわからないですけど、私、叩かれた経験がないんです、親にも誰にも。だから、誰かを叩く、血を流させる行為っていうのが想像がつかないんですよね。そんなことをしたら、絶対に自分も痛いだろうな、って想像をするというか。この歌で伝えたいのは、“愛していこう”っていうことです。銀河の星の光みたいに、何億年もかけて地球に届く光がある。今光ったり、今やっていることの理由がわからないとしても、自分が大事にしたい、愛してると思っていること、自分の中の光みたいなものですよね。それを発するっていうのは絶対に未来への何かになる。私にとって愛の記憶が優しさになったように、そうやって私たちは生きていかないと優しさも忘れちゃうし、良心を無くすし、夢も無くすし、頑張るって気持ちも無くすし。そういうふうに、「星の光みたいに生きていきたい」って。現実を踏まえることも大事だけれど、理想を明確に持っていくことも大事だなって思って。

Excite: そういう自分のインサイドにあるテーマと、夏に始まる【星空のライヴⅤ-JustBallade-】は結びついてるんですか?
MISIA: わからないです(笑)。なんとなく目的地は見えてるんですけど、ツアーしながらそれを見つけていこうかなって思ってます。“ DISCOTHEQUE ASIA”はコンピュータとDJが入ったツアーだったので、“星空のライヴⅤ”は全部、生演奏でやります。生のライヴをやるっていうのは、オーディエンスと演奏者が会話をしていくっていうことなのかなって。音や光や拍手によって会話をしていくっていうことなので、そこで生まれるものを見たいなって私は思っています。そこに生まれていくものをやっぱり楽しみたいですね、“星空のライヴ”では。

Excite: そのシンボルとして今回のシングルがあると思うんだけど、ライヴは全曲バラードなの?
MISIA: ほぼ全曲。この1年間で出来上がった新曲と、“Just Ballade”に向けて作っている曲もあります。オープニングからバラードで始まって、ジャジーなバラードがあって、クラシカルなバラードがあって、ミディアム・バラードがあって、王道バラードでしめる、っていう。いろんなバラードを楽しんでもらえると思います。今、“星空のライヴ”でどういう新しい歌い方をしようかな、って思ってます。その挑戦も、楽しみのひとつですね。

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